iPhone

AKG Q460をiPhone 7+とBluetooth接続

iPhoneにイヤフォンジャックがあった頃は、出張ではいつもAKG Q460というヘッドフォンを使って音楽を聴いていた。


しかしiPhoneがイヤフォンジャックを廃止してからは、出番がなくなってしまった。気に入っていたヘッドフォンなので、しばらくは変換ケーブルなんかを使っていたが、もともとAKG Q460のケーブルが貧弱でiPhoneをズボンやジャケットのポケットに入れた状態でカバンをかけたり降ろしたりしている内に断線しそうだったことと、変換ケーブルを使っている間はiPhoneを充電できないのでやめてしまったのだ。

そんなわけで、ここでも書いたがBluetoothのイヤフォンを使うようになったわけだが、やはり安いイヤフォンでは音質的に満足できない。まぁワイアレスのイヤフォンが音質は諦めても良いくらいに便利であることはわかったのだが、イヤフォン本体を充電する方式の場合は連続再生時間が数時間なので、移動に4時間以上かかる出張に2個持って行って途中で取り替えていたのだ。当初はそれでも良かったが、だんだんと面倒になってきた。

そこでBluetoothで、音が少しでもよく、何より連続再生時間が5時間以上あるイヤフォンを探していてSONYの
MDR-EX31BNという製品に出会った:

この製品は、本体がスイスアーミーナイフのような形状とサイズで、バッテリも本体に入っている。そのためバッテリがイヤフォン自体に入っている製品よりも大きくて長持ちする。


その本体にイヤフォンの短めなケーブルを接続して使うのだが、このイヤフォンはイヤフォンジャックにさえ刺されば実はなんでも良いのだ。ちなみに本体には、あまりしっかりしたものではないがクリップがついていて、胸ポケットとか、シャツの襟などに止められるようになっているから、ケーブルありとはいえBluetoothの恩恵が半減してしまうこともない。

というわけで、昨年の11月頃に
MDR-EX31BNを買ってAKG Q460を接続し、東京出張に持って行ったが、行き帰りの約9時間弱、充電せずに家まで帰ることができた。

個人的には、SONYの製品は音作りが好みに合わず、この製品も純正のイヤフォンで使ってみたときは、あまりにドンシャリだし、低音にパンチがないしで、やっぱりSONYだなぁと思ったが、AKG Q460の音作りとは相性が良いようで好みの音で鳴っている。

iPhoneにイヤフォンジャックがなくなってお気に入りのイヤフォンやヘッドフォンが使えず悲しんでいる方がいたら
MDR-EX31BNを試しても良いと思う。なお、この製品は2013年発売らしく、すでに仕様的には古くなっていると思うので、本体にイヤフォンを指して使うBluetooth対応のもっと新しい製品をネット上で探してみるのも良いだろう。

なお、
MDR-EX31BNにはノイズの98%をカットすると謳われるノイズキャンセリング機能があるが、自分が出張中に高速バスや東京の街中で試した限りでは全然効いていないか、ほとんど効果はないようだ。多分、もっと別の特定の環境でのみ効果が出る感じなのだろう。

そして、これは自分が間が抜けていただけなのだが、しばらく使っていたらPOWERボタンを押しても電源がオンにならなくなって焦った。原因はなんのことはなく、充電用のUSBケーブルを本体に挿したままだとPOWERボタンを押しても電源がオンにならないのだ。つまり充電状態で同時に使用することはできない。USBから充電する多くの機器がUSBケーブルから給電しつつ使えるので、てっきりこの製品も同様に使えると思い込んでいたわけだが間違いだった。SONYのサポートにまで連絡してしまって、しばらく話してからUSBケーブルを抜けば電源がオンになることに気づいた。恥ずかしい限りであった。

TASCAM iM2

Dropboxを経由すれば、iPhoneで録音したオーディオをFizzKicks.comに直接アップロードできることが分かったので、iPhone 6+に接続してステレオ録音できるマイクを探していたら、AmazonでTASCAM ステレオコンデンサーマイク iPhone/iPad/iPod touch用 ブラック iM2-Bがすごく安くなっていたから買ってみた。

iPhone 6+はコネクタがLightningなのでiM2のDockコネクタをLightningに変換するコネクタが必要だが、それもAmazonでApple Lightning - 30ピンアダプタ MD823ZM/Aを買っておいた。なお、純正のコネクタしか使えないと思うので、安いからといって互換製品を買ってはいけない。

録音に使うアプリにもよるが、ローパスフィルタやリミッタを使うこともできるし、録音したオーディオトラックを分割したり、不要な部分をトリミングしたりもできる。これでiPhone 6+でライブを録音し、iPhoneだけで編集してそのままアップロードできるようになる。

音質から言えば、ZOOM ズーム XYステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ6ZOOM ズーム MSステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ7を選ぶべきなんだろうけど、どこまで言ってもiPhoneでの録音なんだからとりあえずはステレオの16bit/44.1KHzで録音できれば文句はない。

AKG Q460を買う

出張に行った時は、移動中ほとんどiPhone 6+で音楽を聴いている。

音楽鑑賞するというよりは雑音を防ぐことが目的であって、しょせんはiPhoneなんだから音にこだわってもしょうがないだろうと、これまではApple純正ではなくて少しは音が良さそうだけど、高音質を謳うような高額製品でもないイヤホンを使っていた。

イヤホンの音が物足りないのは常日頃から感じているけど、かと言って出張にでかいヘッドホンを持って歩く選択肢は自分にはなかった。

しかしあまりに音が悪いので、持ち歩けるくらいのサイズと重さで音も良く、かつ音漏れしないヘッドホンを買おうと決心し、東京での仕事のついでに新宿のビックカメラに立ち寄ってみた。

すると、まさに探しているようなサイズと重さのAKG Q460なるヘッドホンを見つけた。

問題は音なのだが、試聴用のサンプルが置いてあったので自分のiPhone 6+で鳴らしてみると思い描いていたような音が出る。

これが作られた音であって音源の素直な音ではないとわかっていても抗えないような魅力的な音なのだ。多分にiPhoneやiPodなどを前提に音作りされていると思うのだが、iPhoneやiPodなどの特徴というか、MP3の特徴というか、イヤホンの特徴というか、とにかくあのシャリシャリした部分が全くない、角のまろやかな音質だ。

特徴を言えば、まず低音は相当に強調されている。イヤホンでは低音はほとんどなくなってしまうので、これは今回ヘッドホンを買う上での必須条件だ。少し音量を上げるとズドンと響くくらいだが、やはりまろ味はあって嫌ではない。

中高音も低音ほどではないけれどやはり強調されているのだが、iPhoneやiPodをイヤホンで聴いた時のような高音がキンキンする感じは一切感じられない。

ビッグバンドを聞くと全体のバランスが良く、ジャズでは各楽器がくっきりするし、ボーカルは深みと太さが出る感じになる。

このように個人的な好みにバッチリ合う音作りなのだが、少し気になるところもある。それは中高音に煌びやかさが付加されているようなのだが、それが金管のハイノートやディストーションがかかったゆがんだエレキギターの音に影響して、深みがない音になってしまうのだ。目くじら立てるほどではないし、長く使えばエージングの影響も出るかも知れないし、なにより音質を追求したヘッドホンを求めているわけでもない。

ちなにに音漏れは相当に大音量にしない限り全くないと言える。またイヤホンでは少しでも大きな音で鳴らすと鼓膜が疲れた状態になるが、このヘッドホンではかなり音量を上げても疲れない。

装着感については、頭の形状などにもよると思うが、個人的にはきつくないし、イヤーパッドもフカフカで長時間装着しても気にならない。

これは買いだなぁと思って値段を見ると、税抜きで5,000円弱となっている。見た目は、1万円くらいで売られているAKG K451とそっくりなのに、何で安いのだろう?と思ったら、どうやらQ460はK451のクインシージョーンズのシグネチャーモデルで、順番から言うとK451がQ460の後継機の位置づけらしい。早い話が、Q460はちょっと古い製品だから在庫処分されているのだ。

というわけで、Q460を買って出張中ずっと音楽を聴き続けたが、音楽を聴く喜びを再確認させられた。よく考えてみたら、初代ウォークマンもオンイヤーのヘッドホンだったのだ。イヤホンで音楽聴くなんて本来ありえないことだったのに、いつからそれが普通になってしまったのか思わず考え込んでしまった。

ブックパスとSoftbankのiPhone

前回、AUのブックパスを使うために、SamsungのGalaxy S IIに機種変更したことを書いた。

その後、何と、AUがブックパスをSoftbankのiPhoneにも解放すると発表があった。

ということは、私が電子書籍を読むために使っているメインの端末、iPadでも使えるようになるに違いない。

これは非常に嬉しいことだが、であれば、Galaxy S IIは要らなかったかな、とちょっと後悔している。

Android 2.3の試験用端末が要るから、無駄にはならないんだけど、別の端末の選択肢もあったわけだ。

今のところ、AUでブックパスを使っている場合、そのままSoftbankのiPhoneでも利用できるようになるのか、まったく別途契約が必要なのか分からないが、予想では、同じアプリを使うことによって、ログイン情報が共用できるような気がしている。

いずれにしろ、問題は、ブックパスで読み放題になるコミックの充実度だろう。現状では、一通り読みたいコミックを読み終わったら、解約という事例が続出しそうなほど、品揃えは貧弱だ。

SpinAppが正式にサービス開始

二年くらい前から手伝ってきたSpinAppが、ついに日本でも正式にサービス開始したようだ。

SpinAppは、HTML5、CSS3、Javascriptという技術を使い、いわゆるモバイルウェブというスマートフォン用のウェブベースのアプリを開発するプラットフォームサービスだ。

HTML5ベースのウェブサイトをモバイルアプリとか、モバイル用サイトとか言ったりもするが、モバイルウェブと言うのは、単にスマートフォンに最適化されたウェブサイトと言う意味ではなく、ネーティブアプリのようなインタフェースを搭載し、ネーティブアプリと同じように操作できるウェブサイトを指す。

SpinAppの場合、バンドがファンに最新情報を届け、楽曲を試聴してもらったりYouTube動画を観てもらったりして、最終的にはiTunes Storeからアルバムや曲を買ってもらう仕組みをあらかじめ備えたモバイルウェブサイトを簡単に設計および公開できるのがウリだ。

iPhoneでは、ホーム画面にアイコンとして保存すると、次回からSafariブラウザを使わず、ネーティブアプリ同様に起動して使用することができる。

ウェブベースなので、ネーティブアプリと異なり、AppleやGoogleに申請する必要もないし、いつでも好きな時に、好きなだけ更新することができる。

このようなモバイルウェブをSpinAppでは、独自の造語でホームアップと読んでいる。ホームページのように誰もがアプリを持つ時代を見越したネーミングだ。

バンドだけでなく、スマートフォン用のアプリに興味を持っている方は、研究のために試してみても良いだろう。

Camera Mixがバージョンアップ

先日、iPhone用の写真コラージュApp、Camera Mixiconがバージョン1.3にバージョンアップした。

バージョンアップで、フレームの数も増えたし、フレーム形状も配置も編集できるようになった。

私が、iPhoneで使うアプリは、ウェブブラウザ、Facebook、Twitter、メールを除けば、圧倒的にゲームが多いが、そんな中、Camera Mixは、特に目的がなくても、つい使ってしまう、珍しいアプリなのだ。

複数の写真を一枚の画面に配置してコラージュを作成するAppは、いくつもあるわけだが、Camera Mixは、他の同種のAppと少し違っている。

というのも、ほとんどのコラージュAppがあらかじめ撮影した写真を読み込んで配置するのに対し、Camera Mixでは、あらかじめコマ割りされた画面の各コマ(フレーム)毎に直接写真を撮影していくからだ。

この、フレームに直接撮影するというインタフェースは、次元のちょっとずれた世界をフレーム越しに覗きながら、撮影をするような不思議な気持ちになる。

直接撮影する、ということで、一発勝負的な側面もあるが、逆に言えば、撮影して、読み込んで配置してと言った作業がないため、手軽さは抜群だ。家族で観光旅行に行って、食事の写真をブログに載せたりする人も多いと思うが、各料理を一枚ずつ個別に撮影せず、次々に一枚の写真内のフレームに収めていけばよい。

ちなみにフレーム内に撮影した写真を撮り直すこともできるし、拡大縮小および回転が可能だ。

なお、完成したコラージュは、カメラロールに保管する以外に、Facebookにあるいは電子メールで送付することもできる。

Camera Mix本来の特長を考えれば、必要な機能なのか分からないが、カメラロールから写真をフレームに読み込む機能もあるので、通常のコラージュAppのように、他のカメラAppで撮影してから配置する、ということもできる。

普段から、コラージュを作成していて、あるいはコラージュっぽい写真を作りたいと思っていて、コラージュAppの煩雑さを感じている人には、Camera Mixをお勧めする。

IS-03対iPhone 4

さて、IS-03のが、ミュージック再生時の音がiPhone 4より聴きやすい、といったことを書いたら、本当にそんなに違いがあるのか、と何人かの方から訊かれたので、とりあえず、再度確認してみた。

本来なら、それぞれを直結させたパソコンで録音し、波形を調べて、周波数成分の分布とか見れば、どんな特性の違いがあるのかはっきりするのだろうが、今、そこまでやる時間がないので、耳で聴いて判断した。当然、主観に基づくもので、科学的な根拠はない。

で、聴き比べてみると、iPhoneの方が各楽器の音やボーカルははっきりしているようだ。しかし、それが何となく角が立ちすぎた状態、機械的と言うか人工的な感じにつながっている。

一方、IS-03は、もう少し柔らかい音で、倍音もiPhone 4より多いように思う。ただし、同時にホワイトノイズっぽい音もIS-03のが多い。iPhone 4に比べて、よりナチュラルと言えば、良いだろうか。

と言うわけで、違いはある。個人的には、IS-03の方が好みだが、音が柔らかい反面、詳細が曖昧な点もあって、すかっとした曲では物足りない気もする。

ちなみに、以前も書いたが、私は、Eltima SyncMateiconというソフトのExpert版(有料)を使ってiTunesからライブラリをIS-03に自動コピーしている。これにより、携帯ミュージックプレイヤとしてのIS-03は、iPhone 4に遜色ない使い心地を実現している。ただしデフォルトのコンテンツプレイヤは、機能が貧弱なので、Android Marketで多機能ミュージックプレイヤを探した方が良いかも知れない。

iPhone用保護フィルム、ZAGGシールド

二週間ほど前に、iPhone 4の保護フィルムをZAGGシールドiconに取り替えた。

これまでは、安っぽいフィルムを使っていて、それはそれで不満もなかったのだけれど、ゲームをやりすぎたのか、フィルムの一部に何度も何度も同じ部分を擦ったような傷が現れて来たので、傷のつかない保護フィルム、ZAGGシールドを採用した次第だ。

販売代理店の製品ページを見てもらえば詳しく分かるが、このフィルムは、傷が付かないことで有名だ。しかし同時に、表面が若干柔らかくて粘り着くような使用感があり、好き嫌いが分かれる製品としても知られている。

当初は、このヌメっとした感触に違和感があったが、二週間も経つと慣れてしまって、もう気にならない、

傷がつかないだけでなく、指紋や油も付きにくいようで、満足している。しかし何より驚いたのは、気泡が入らないということだ。

正確に言えば、貼った直後は、他の多くのフィルム同様に気泡が入るし、完全に除去することは難しいのだが、放っておくと一両日中に気泡は消えてしまうのだ。

私は、これまで各種携帯電話やNintendo DSのような携帯端末には、必ず何らかのフィルムを貼って来たが、正直、気泡が入らなかったことは皆無で、保護フィルムとはそういうものと達観の境地に達していた。しかし、ZAGGシールドでは、製品の説明にもそう書いてあるが、実際に気泡が消失するのである。

ネット上を検索すると、ZAGGシールドを貼る際に失敗した、というか、気泡が入ってしまったり、ずれてしまうという人がいるようだが、カギは、ZAGGシールドを貼る際に「水」をたっぷり吹き付ける、ということにあるようだ。

この「水」が足りないと、位置調整も難しくなるし、フィルムと本体の間に入った気泡や埃を追い出せなくなるように思う。逆に言えば、したたるほどにたっぷり「水」を吹き付けることにより、気泡も埃も洗い流せるようだ。

なお、必要以上に吹き付けてしまって、iPhoneの動作に障害が出ても、関知できないので、ご了承願いたい。

AppStarが2.2にバージョンアップ

iPhone App StoreでAppを販売するデベロッパにとって、iTunes Connectのレポートを読み解くのは、大変な作業だ。

日本だけを対象にAppを販売しているならともかく、全世界でプログラムを販売すると、90前後の国のストアに並ぶそうで、レポートからそのすべての売上を把握するのは、至難の技と言える。特に、全世界的によく売れているAppの場合、一括して支払われてくる金額が、どの国の売上なのかを知ることは、ほぼ不可能に近い。

そのため、レポートの内容を視覚化してくれるプログラムが必要になるが、その中でもフランスDamabiaの
AppStar 2.0は秀逸だ。このAppStarが2.2にバージョンアップした。

AppStar 2.0の素晴らしいところは、自分のAppの国別の売上を管理できるだけでなく、カテゴリ別のランキングやコメントも確認できるところだ。さらに競合製品を100ヶまでフォローして、そのランキングやコメントを確認できるので、マーケティングに大いに利用できる。

今回のバージョン2.2で一番面白いのは、海外のレビューを自動翻訳してくれる機能だろう。これまで海外のストアに現地の言葉で書き込まれたほとんどのレビューは、無視するしかなかった。

自動翻訳の心もとない訳文とは言え、肯定的なことを言っているのか、否定的なのかを推測するには十分だろう。

なお、日本のデベロッパにはあまり関係ないが、前バージョンでのMac App Storeに続き、今バージョンでiBook Storeにも対応したそうだ。出版業界の方々も、将来の電子書籍時代の到来に備え、チェックしておいてもよいかもしれない。

iPhone 4用外部バッテリ

ここのところ、iPhone 4用の外部バッテリの話ばかりで恐縮だが、その後、何度か出張に行ったりして、さらに気付いたことがあるので、まとめとして記録しておきたい。

まずMiLi PowerSpring 4
iconを装着していれば、iPhone 4を少なくとも1回は充電できるので、さほどヘビーに使わない私の場合、普通の使い方なら、二泊三日くらいの出張まで対応できることが分かった。

ところが、これ幸いと充電をさぼると、家に着く頃にはiPhone 4もPowerSpring 4もバッテリは空なので、即充電を開始しなければならない。それが夜寝る前とかなら良いが、帰宅してからもiPhone 4を使う必要があったりすると、もうアウトだ。

で、MiLi PowerPack 4
iconの出番が来た。

帰宅時にiPhone 4のバッテリが空でも、PowerSpring 4から抜き取り、PowerPack 4に装着して充電を開始すると、充電しつつ使える状態になるわけだ。そのまま放置しておけば、iPhone 4自体が満杯に充電される。

この間に、空になっていたPowerSpring 4を充電しておいて、満杯になったら、PowerPack 4と交換する。これを繰り返すことで、iPhone 4自体をMacに接続して充電する必要がなくなり、常にiPhone 4を持ち歩いて使い続けることができる。

Macに接続しないと、同期するのを忘れてしまう可能性があり、善し悪しなのだが、2台の外部バッテリを交互に使うことで、iPhone 4を充電する煩わしさから完全に解放されるのだ。この快適さは、実際に試してもらわないと分からないだろうが、とにかくケース型の外部バッテリを2台持つことの効用を再認識した次第である。

iPhone 4用バッテリジャケット、Juice Pack Air

ここでPowerSpring 4のことを書いたら、Juice Pack Air for iPhone 4というのも薄くて格好いいケース型バッテリですよ、と教えていただいた。

実を言うと、PowerSpring 4を購入する際、Juice Pack Airも検討していたのである。

Juice Pack Airは、非常に薄いようだし、色のバリエーションがあるので、確かに魅力的だ。

では、なぜPowerSpring 4を選んだかと言うと、1)PowerSpring 4のがバッテリとしての容量がでかい、2)Juice Pack Airにはストラップホールがない、からだ。

容量は、PowerSpring 4が2000mAhで、Juice Pack Airが1500mAhと、PowerSpringに対してJuce Pack Airが25%少ない。これが実際の利用で、どれくらいの違いとなって現れてくるかは、調査していないので、分からないが、ここでも以前に触れたPowerPack 4のように3000mAhの製品があることを考えると、1500mAhが、何となく見劣りしたのだ。

そしてストラップホールなのだが、Juice Pack Airにストラップホールがあるのかないのか、ウェブ上の情報からははっきり分からなかったので、明記されているPowerSpring 4にせざるを得なかったわけだ。もしJuice Pack Airにストラップホールがあり、それがウェブ上に明記されていたら、薄さからこちらを選んだ可能性もあったのだ。

iPhone 4用ケース型外部バッテリPowerSpring 4

さて、ちょっと前にiPhone 4用外部バッテリの本命と書いたMiLi PowerSpring 4
iconをしばらく使ってみたので、ここに感想を書いておきます。

まずPowerSpring 4については、以前紹介したMiLi PowerPack 4
icon同様に動画があるので、これを観てもらうのが一番早い:


PowerSpring 4について書く前に、なぜ私が、PowerPack 4やPowerSpring 4のようなケース型の外部バッテリにこだわるかの理由を書いておこう。

非常に単純な話で、私は、出歩くとき、カバンなどを持ち歩きたくないのだ。できれば、手ぶらで出かけたい性分だ。実際、出張しても、ホテルから出る時は、iPhone 4をジャケットのポケットに入れ、お札と小銭をズボンのポケットに入れて、何も持たずに出るようにしている。

その上、出張時には、普段使わない小物を忘れがちで、出発してから、「しまった、机の上に出しておいたのに、カバンに入れ忘れた!」と気付くことも少なくない。

必然的に、iPhone 4の外部バッテリは、iPhone 4に装着しっぱなしにできるケース型でなければならないというわけだ。

PowerSpring 4を装着すると、裸のiPhone 4に対して、厚みは2倍くらいになる。当初、この厚みが気になるかと思っていたが、iPhone 4が元々薄いため、2倍になっても大して気ににならない。というか、数年前の国産携帯電話なら、これより厚い機種がいくらでもあっただろう、という程度の厚みだ。

重さも重量バランスが比較的良いのか、片手で持ってしばらく電話していても苦にはならない。また、アクションゲームやスポーツゲームでiPhone 4を素早く上下前後に動かしても、違和感はない。

デザインもよくできていて、装着中でもPowerSrping 4という製品を知らなければ、ぱっと見ただけでは、カバーが付いているのか付いていないのか分からないだろう。

個人的には、ストラップホールがついているのが嬉しい。以前書いた通り、私は、デジタルカメラを使う際は、落下防止のためにストラップを手首に通して使うようにしている。iPhone 4で写真を撮る時も同様で、ストラップホールのあるケースが必須なのだ。PowerSping 4は、金属ケースなので、ホール部分もしっかりしていて安心できるのもさらに良い。

あと、私のiPhone 4の持ち方が原因だと思うが、裸のままだと、普通に使っていても、少し出っ張っているボタンを間違って押してしまい、スリープさせたり、音量を増減させたりすることがある。また、ポケットに直接入れていることが多いので、何かの拍子にボタンが押されてしまうこともある。

バンパーのようにボタンが出っ張ったケースでは、やはり同じ問題が起きるのだが、PowerSpring 4は、ボタン部分が切り欠かれていて、へこんだ状態になっているため、間違って押す可能性はほとんどない。

気になる充電できる回数だが、iPhone 4とPowerSpring 4が満タンの状態から、iPhone 4のバッテリ残量が10%を切ってしばらくしたところで充電開始し、充電完了したら、iPhone 4を使い始めて、再度残量が10%を切ったら充電を行う、といった手順で試したところ、充電できるのは、1回とちょっとという感じだった。

私の用途では、2日に一回充電すれば、バッテリ切れを心配する必要はなさそうだ。

一日の終わりを待たずにバッテリ切れになるiPhone 4のヘビーユーザも、これなら毎日充電することでバッテリ切れを回避できるだろう。ただ2回以上充電できたPowerPack 4のように、充電をさぼっても数日乗り切れる、という安心感はないかもしれない。

PowerSpring 4は、ケース型である、ストラップホールがある、重量バランスが良い、iPhone 4を1回以上充電できる、ボタン部分がへこんでいる、と、私には最適の外部バッテリであると結論した。

唯一心配な点があるとすれば、海外出張の場合で、長時間飛行機に閉じ込められたまま、ゲームをしたり、動画を観たり、電子書籍を読むなどすると、バッテリ切れになる可能性があることだ。

こうなると、普段は、PowerSpring 4を装着しておくが、長時間iPhone 4を使い続ける可能性がある時は、PowerPack 4を装着して出かけるという風に使い分けるのが賢いアイデアのようだ。

AU Sharp IS03(とiPhone 4)

開発中のソフトウェアのためにAUのIS03を入手した。

ここで何度も書いているように、私は、iPhone 4を使っているので、このIS03を常用する予定はないのだが、仕事なので仕方ない。

で、IS03をしばらく使ってみて、Androidというのも、案外と楽しいものだ、という気がして来た。

IS03の本体パッケージングを見ると、iPhone 4ほどの完成度はない。確認したわけではないが、中国の携帯電話ケースのメーカの資料を調べると、そっくりな汎用ケースが出ているので、一から設計したものだとしても、凡庸なデザインと言わざるを得ないだろう(中国のことだから、Sharpのデザインを真似て、そっくりな汎用ケースが製造販売されている可能性もあるので、念のため)。

いずれにしろ、高級感と言う点では、ピカピカの金属とピアノブラックを合わせた秀逸なデザインのiPhone 4に見劣りすることは確実だ。

ただしIS03は、他の標準的なAndroid携帯より薄いし、背面が少し丸みを帯びた形状は、非常に持ち易い。その軽さと相まって、女性には喜ばれそうだ。

OSとしてのAndroidについては、AppleのiOSに一歩も二歩も及ばない点があるが、これまでの標準的な携帯電話から乗り換えた場合、十分に先進性を味わえる出来と言える。むしろ、iOSほどの未来感がなく、どちらかというとWindowsやUNIXの延長上のような動作と操作感のため、標準的な携帯電話ユーザに取って、iPhoneよりとっつき易いかもしれない。

日本におけるAndroidの弱点である、ゴチャゴチャして使いにくい上に、日本のAppが少ない、GoogleのAndroidマーケットのことを考えると、まだ内容的に充実していないがAU独自のAppマーケットが用意されているのは嬉しい。

電子書籍、音楽、動画などのコンテンツを楽しめるSharpのGalapagos Squareについては、自前なのか第三者製なのか、素性がよく分からないプレイヤのインストールを強要されるなど、使い勝手は良くない(開発元のホームページを開くオプションがあるようだが、わざわざ見に行く人などいるのだろうか。私も即刻インストールをキャンセルし、Galapagosの機能もコンテンツも未だ使っていない)。

業界のGalapagosに寄せる期待は高いようだが、このままでは、マイナーな存在に甘んじそうな気がする。コンテンツの閲覧や再生が、Androidと有機的に連動するようになれば、電子書籍のオンラインストアとして有望そうなだけに惜しまれる。

iPhone 4に輪をかけて電池のもちが悪いが、スリープ状態にすると起動中のAppを自動終了できるAppがあるので、インストールして上手に設定すれば改善が期待できる。この辺、iPhone 4にも欲しい機能だ。

個人的には、カメラが気に入った。950万画素と画素数が多いのも良いし、シーンセレクタやホワイトバランスの調整に加え、本体側面に半押し可能なシャッタキーが用意されているのも、携帯電話と言うよりデジカメのように使えて楽しい。

iPhone 4のカメラは、携帯電話で写真を撮る新たな楽しみを与えてくれるが、真剣に写真を撮るには心もとなくて、別にデジカメを持ち歩きたくなる。IS03のカメラを触っていると、デジカメの代わりに、軽くて薄いIS03を持ち歩くのも良いかも知れないと思ったりする。

まだ、そういう使い方をするか分からないが、デジカメとして以外にiPhone 4とIS03の両方を持ち歩いても良いかなと思う理由に、テザリングがある。IS03をテザリングに使えば、出張中でネットワークがない場所でもパソコンでネットを使えるので、いざと言う時に重宝するかも知れない。最近は、公衆ネットワークも増えているので、どうしてもということは少ないだろうが、あって良かったと言うことはあり得そうだ。

私にとって、お財布ケータイは、猫に小判だが、ワンセグは嬉しい。以前のAUの携帯電話では、電波が届かなかった屋内でも、IS03だと受信できているので、内部的に進化したのか、ケースやアンテナなどの設計が構造的に有利なのだろう。家でワンセグが観られないとお嘆きのAUユーザは、IS03を試す価値がありそうだ。

FMトランスミッタや赤外線通信など、私は使わないだろう機能がてんこもりのIS03だが、Android OSのバージョンが2.1のままなのは、いただけない。日本向けに加えた改良が足を引っ張っているため、2.2へのアップデートが2011年3月になるらしいが、その頃には2.3が標準になっているはずで、そのままずっと周回遅れにならないことを祈るばかりだ。いっそ、この3月のアップデートで2.3にジャンプしてくれないかと淡い期待を持ったりしている。

なお本体のプラスチックは、傷がつき易いようで、擦り傷など気になる向きは、ケースと保護シールが必需品だ。

PowerPack 4補足

まず、昨年末にMiLi PowerPack 4
iconについて書いたら、実際のところ、iPhone 4を充電せずに、どれくらい使えるようになるのか?、という問い合わせがあったので、補足させていただく。

念のため、iPhone 4とPowerPack 4の両方が満タンの状態で、ゲームや動画再生にiPhone 4をバンバン使い、バッテリ残量が10%を切って、しばらくしてから、PowerPack 4のボタンを押して充電を開始し、iPhone 4のバッテリが完全に充電されるのを待ってから、また同じように使う、という手順を繰り返して、実験してみた。

その結果、iPhone 4を約2回充電できることが分かった。実験した限りでは、2回目の充電ではフル充電まではいかなかったが、80%程度までは充電された。

これなら、私の通常の使い方では、二三日充電をさぼっても行けそうな気がする。一日の終わりを待たずにバッテリ切れになる人も、PowerPack 4から1度充電すれば、その日は問題なくiPhone 4を使い続けられるだろう。

ちなみに、PowerPack 4から充電中でもiPhone 4は使い続けられるので、PowerPack 4からの充電が完了するまで待っている必要はない。

さて、前回、PowerPack 4は、重量がiPhone 4下部に集中して重量バランスが悪いため、ゲームでは致命的、と書いたが、その後、しばらく使ってみて、致命的と言うほど問題はないと思うようになった。

実際にゲームをいくつも試した結果、iPhone 4を縦にして遊ぶ際には、下部を支えるようにして持てば、バランスは問題ない。

横にして遊ぶ際には、iPhone 4の上部を背後から支えるように飛び出したPowerPack 4のケースの湾曲した部分に左手の人差し指と親指を載せるような状態でiPhone 4を挟んで支えれば、重量バランスが気にならないことが分かった。

この状態なら、PowerPack 4によって追加される重さが気にならなければ、カーレースやアクションゲームでも、さほど苦にならずに遊べるはずだ。

iPhone 4用のバッテリを使ってみる

以前、ここでiPhone 4のバッテリの持ちが悪いことについて書いたが、毎日充電しておけば用をなす私は良い方で、知り合いのiPhone 4ユーザのほとんどが、一日の終わりを待たずにバッテリ残量がなくなって困っているようだ。

私も予備のバッテリがあれば、残量を気にする必要がなくなるし、充電し忘れて慌てなくても良いだろう、というわけで、予備バッテリを探すことにした。

とりあえず、本命は、MiLi PowerSpring 4
iconという製品なのだが、まだ手元にないので、それより一足先に届いたMiLi PowerPack 4
iconの方を試し始めた。

なぜ、数多ある予備バッテリの中から、このMiLiシリーズの2製品を選んだかと言うと、どちらもiPhone 4のケースとして使えるからだ。なぜケース型が重要か、ということについては、PowerSpring 4が届いてから別途書きたいと思う。

で、PowerPack 4である。この製品については、動画があるので、観ていただくのが早いだろう:


まだ数日しか経っていないのだが、非常によくできていて、完成度も高く、長く使えそうな気がする。特にデザインが秀逸で、代理店の製品ページでは、見た目はトロントかガンダムとかのフューチャリスティックなデザインとか何とか書いてあったと思うが、個人的な第一印象は、ガッチャマンの大鷲の健であった。今見ると、そこまでマンガチックな感じは持たないが、似たようなデザインの製品が少ないジャンルなので、当初は見た目のインパクトが強かったのだろう。

iPhone 4をしっかりホールドしてくれるし、使い勝手も悪くない。また、バッテリの残量を気にする必要がないと言うのが、こんなにも精神衛生上よいことであったかとしみじみ思い知らされている。

だが、どうしても気になる点がある。

大きさと重さだ。特に重さが気になる。正直、これを長時間耳に当てて、電話するのはつらいという位に重さを感じる。

iPhone 4を装着して、持つと、かなりずっしりとくる。ところが、iPhone 4を外して持ってみると、大して重くないのである。いや、むしろ見た目より軽く感じる。iPhone 4も大して重くないのに、装着すると重くなる、というのはどういうことだろうか。

バランスなのだ。

この製品は、iPhone 4の下半分位をはめ込む構造のため、iPhone 4を装着して持つと、iPhone 4の下部に重量が集中した状態になる。それが、重量バランスを崩し、持った時にずっしりと感じるのだ。

よくよく考えてみれば、製品の裏にはスタンドがあり、iPhone 4を縦置きあるいは横置きで操作および視聴できるようになっている。この点からして、製品のコンセプトが、基本的にiPhone 4を置いて使う、ということにあると思われる。

電話に使えなくては意味がないではないか、と思うかも知れないが、実は、私の場合、通常は、イヤフォンを装着し、ハンズフリー状態で電話しているため苦労はなかった。

問題になったのが、ゲームだ。ゲームをやる時、このバランスの悪さは致命的だった。特にカーレースとか野球とか、スポーツ系のゲームでは、iPhone 4本体を右へ左へ、手前へ奥へと素早く正確に動かす必要があるから、問題外であった。

製品自体は、今後も予備バッテリとして使いたいと思うが、そんなわけで、常時装着は諦めた次第だ。

繰り返しになるが、非常によくできているので、仕事中の予備ウェブブラウザとしてとか、YouTubeの視聴とか音楽再生とかで、iPhone 4をデスク上に置いて使いたい、という方には、多いにお勧めできる製品ではある。

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MacFanがZinioで...

数日前にZinioについて触れたが、日本語の雑誌としてfllick!に続いて、MacFanも発売になった。

ひょっとしたらZinioが、日本の電子書籍ストアの定番になる前触れかな、と思ったが、
MacFanの値段設定を見て、やっぱり駄目なのかな、と思い直した。

ZinioでのMacFanの値段は、1冊が600円ということらしい。これは、紙版のMacFanの730円から18%オフということだが、まだちょっと高いと思う。

もちろん、出版社や編集部だって、色々と計算して価格設定をしているわけで、600円になった立派な理由があるだろうことは、分かっている。

私が電子版が紙版より相当に安いべきだと思うもっとも大きな理由は、MacFanのような情報誌は、発売から時間が経てば内容が古くなり、その価値が下がっていく、つまり基本的には読み捨てだと言う事実にある。

読み捨ての媒体は、資源としての紙を消費する紙版より、不要になったらいつでも消去できる電子版のが相性が良い。小難しいことを言わなくても、紙がもったいないと言えば、誰でも、ある程度は納得してもらえるだろう。

また情報誌は、歴史的な価値とか、資料としての価値が将来は出てくるが、その際も電子版で検索可能にしておいた方がいいはずなのだ。

だから、この際、紙版はゆくゆくはやめて電子版に移行します、くらいの意気込みがあってもいいのではないか、と思うのだ。

さらに言えば、MacFanのようなITの世界を舞台にした雑誌は、新しいメディアに果敢にチャレンジする姿勢を打ち出し、業界全体の電子化の先陣を切り、その普及を目指すべきだと思うのだ。その点、電子版の価格設定からは、「電子版も格好いいので出してみたけど、失敗したらすぐに撤退します」という消極的な雰囲気を感じずにはいられない。

仮に1冊を600円で売るしかないなら、せめて1年購読や2年購読すれば半額とか、年間購読の料金設定を用意して欲しかった。「年間購読がないのは、失敗したら来月には撤退するための布石か」と勘ぐりたくなる。何でも海外の真似をすればいいとも思わないが、MacWorldのデジタル購読(12冊)で76%オフを見習って欲しい。

ビューンについても同じようなことを書いた気がするが、日本では、電子書籍に対して業界全体が、どこか及び腰で、エイヤッとやるところが全然出てきそうにないのが残念だ。音楽業界におけるAppleのiTunesみたいに、しがらみのない外部から救世主(あるいは破壊者)が登場するのを待つしかないのだろうか。

Softbankの優勝はiPhoneのおかげ!?

ソフトバンク・ホークスの小久保選手が、チーム専用のiPhone Appについて説明している動画があるんですが、こういうことは以前からノートパソコンでもやっていたはずなのに、本体がiPhoneという小さな「パソコン」になっただけで、何かまったく新しいことのように思えるのが面白いですね。

ビューン、削除しました

iPhoneで30以上の新聞および雑誌が読めるApp、ビューンですが、お試し期間の終了と共に削除しました。(iPad版はこちら。)

私が読みたい雑誌では、ビューン版と印刷版で、あまりにも内容が違い過ぎました。読者としては、既存の雑誌を購読するわけですから、印刷版もデジタル版も、まったく同じ内容が読める、ということが大前提です。

何らかの法的な理由で読めない内容がある、というのは理解できますので、少し内容が削られていても仕方ないのですが、現状から言うと、読める記事と読めない記事の違いが明確でなく、まるで面白い部分こそ隠しておいて、本当は印刷版を買って欲しいんだ、と言わんばかりの、宣伝用お試し版を読んでいる気持ちになります。

ビューンのホームページでは、「各メディアについて、全ての記事がお読みいただけるわけでありません」とだけ書かれていて、なぜそのような現状なのかの説明は一切ありません。(ちなみに、以前「バックナンバーの取り扱いが不明」と書きましたが、雑誌は最大12冊、新聞は最大7日分だそうです。しかし、この「最大」というのも曖昧で、曲者っぽくて嫌な表現ですな。)

出版社側は、全体のボリュームから、ページ数にして7割から8割は読めるから十分、と考えているのかも知れませんが、読者は、雑誌をそういう風には見ていません。削られた1割を読みたかったという場合だってあります。

1ページの連載があるという理由だけで、特定の雑誌を毎号買っている、という人を、私もたくさん知っています。

こういう新しい形態のビジネスが始まるとき、おそるおそる試すことも多いですが、時には「えいや」っと大きく始める必要があることもあります。ビューンには、この「えいや」っが必要だったと思いますが、現状、そのような雰囲気は感じられません。

ものすごく楽しみにしていましたし、今も将来には期待はしているのですが、とりあえず、残念ながらの削除とあいなりました。

古いiPhoneを活用するか?

ここで古いiPodの利用法に触れたら、iPhoneはどうですか?、と訊かれた。

基本的にiPhoneは携帯電話と考えているので、機種変更したら、古い機種に未練もないし、もう使わないつもりなのだが、iPhone 3Gと組み合わせてステレオ録音に使っていたLogitec iPod/iPhone専用 HiFi ICレコーダーアダプタ LIC-IREC03PがiPhone 4で使えないため、iPhone 3Gもとってある。

LIC-IREC03PをiPhone 4で使えるようになれば一番だが、駄目なら、似たような製品が出るまで、iPhone 3Gをステレオボイスレコーダとして使い続けることになるだろう。

しかし新しいiPhoneが登場する度に、ハードウェアがいきなり使えなくなるということが、これからも繰り返されると、良いハードウェアを製造するメーカも、今後の商品開発に二の足を踏むようになるだろう。これは、Appleのためにもならないわけで、Appleにも一考願いたいものだ。

Apple Bumper

ここでちょっとiPhone 4について書くと、ちらほらと問い合わせが来たりして、やはりiPhone 4の注目度の高さには驚かされるばかりです。

特に「iPhone 4を買うんですが、ケースは無料のBumperでいいですか?」という疑問と言うか、悩みが多いようです。試せば自分で判断できることなので、まぁ、届くまでの楽しい悩みというところでしょう。

見栄えからいえば、Bumperは本当に素晴らしい製品です。また装着して持っていると、まるでケースなど付けていないかのように非常にしっくりして、なぜAppleが最初からこのケースを付属品としてパッケージに入れなかったのか、不思議なくらいです。

前に書いた通り、私が使っているケースは、Simplism iPhone 4用シリコンケースセットシリーズ TR-SCSIP4という製品です。

Apple Bumperは、次の3つの理由で使っていません:

1)ボタン部分を思わず押してしまうことがある。
2)背面が保護されない。
3)ストラップが付けられない。

Bumperでは、ボタンをカバーする部分が、まさにボタン様になっていて出っ張っているのです。そのため、まるでiPhoneがむき出しのままで、カバーなど付いていないようなクールな見栄えです。

ところが、私の持ち方にも原因があると思いますが、本体を少し強めに握ると、このボタンを押してしまうことがあります。一方、シリコンケースでは、ボタン部分は弾力性のあるシリコンゴムでカバーされています。そのため、少し強く触れたくらいでは、ボタンが押されることはありません。

背面が保護されない、というのは、保護フィルムを貼ればいいことなので、気分の問題だと思いますが、次のストラップの問題と相まって、iPhone 4を落とした場合を想定すると、精神衛生上よくありません。

で、ストラップです。iPhoneにストラップが要るかどうかは、議論が分かれるところでしょうが、私にとって、ストラップの有無は案外と重要です。というのも、普段からデジカメで写真を撮る際に、本体を体から離して、ちょっと変な姿勢で撮ることが多いからです。

本体をしっかり体の正面に構えていれば、問題ないですが、片手で突き出して撮ったりしていると、いつ落とすとも限りません。しかも野山で写真を撮ることが多く、岸から川や湖の上に本体を突き出したり、崖から本体を突き出して写真を撮ることもあります。落とせば一巻の終わりでしょう。

で、シリコンケースにストラップホールがあれば、指や手首にはめられるタイプのストラップを使うことで、安心して撮影に臨めるわけです。

つまり、私にとってBumperは、選択肢になりません。が、Bumperの見栄えと使い心地は、本当に良いので、悩んでいるなら、とりあえず無料のBumperが届くまで待って、しばらく使ってから考えるのが正解だと思います。

SwitchEasy Colors for iPhone 4

iPhone 4用のケースの話題が続いて恐縮だが、シリコンケース好きには無視できない製品SwitchEasy Colors for iPhone 4が発売になった。この製品の特長は、豊富なカラーバリエーションとホームボタンカバーだろう。しばらくは黒一色しかないわけだから、こんなカラフルな製品で自分のiPhone 4を彩りたいと言うユーザは多いのではないだろうか。

Simplism iPhone 4用シリコンケースセット

iPhone 4を使い始めたことをここに書いたら、「ケースは何がいいですかね?」という問い合わせが何件か来るようになりました。

デザイン面から考えると、個人的には、Apple BumperがiPhone 4そのものの美しい本体を生かせて良いと思います。後は、
ZAGG invisibleSHIELDのような表面を保護するシートを併用するのが賢い選択でしょう。特に、現在、iPhone 4を購入したユーザには、Apple Bumperが無料で提供されるので、この組み合わせはお薦めです。

しかし、実際に私が使っているのは、Simplism iPhone 4用シリコンケースセットシリーズ TR-SCSIP4という製品です。

これは、個人的にシリコンケースが好きだということもありますが、この製品にはストラップを付ける穴があいているからです。実際にストラップを付けるかは、これから決めますが、付けようと思えば付けられる、という選択肢があることが精神衛生上よいように思えるのです。

補足:このシリコンケースと同じSimplismシリーズにSimplism iPhone 4用 バブルレス保護フィルムセット(アンチグレア)[Bubble-less Film Set for iPhone 4 Anti-Glare] TR-PFSIP4-BLAGという製品があった。気泡ができにくいのがウリだが、上記のシリコンケースに付いてくるフィルムが結構反射するのに対し、このフィルムはアンチグレアだし、Apple Bumperとの併用も良さそうだ。

July 16 Press Conference (for iPhone)

iPhone 4のアンテナ感度問題に対するAppleの回答となる7月16日のプレスコンファレンスの模様を動画で観られます。
http://events.apple.com.edgesuite.net/100716iab73asc/event/index.html

iOS 4のバグの問題は、iOS 4.01で修正されています。

握り方の問題は、ケースを使うことで改善するらしいことから、9月30日までは、iPhone 4にApple iPhone 4 Bumperを無償提供することで解決したい意向です。9月30日までに、よりよい解決策が見つからなければ、そのまま無償提供は続くでしょう。ちなみにBumperをすでに購入したユーザには返金されます。