June 2011

Aquos Phone SH-12c

試験用のAndroid携帯電話として、DocomoのAquos Phone SH-12cを入手した。

SH-12cは、持った感じも悪くないし、本体の質感も、そこそこ高級感がある。

あくまで試験用なので、せっせと使う予定はないのだが、とりあえず、3Dカメラとして持ち歩いて見ようかな、とは思っている。

カメラについては、まだそんなに試験していないのだが、かなりよいように思われる。少なくとも、接写しても、IS-03のような完全にフォーカスしない写真にはならない。IS-03では、名刺を撮影してもぼけてしまうから、ビジネス用途で使い物にならないが、SH-12cでは、名刺も鮮明に撮れる位の接写能力がある。

私は、そこら辺で見かけた花とか虫とかを、メモのように撮影することが多いので、接写が大事なのだ。

また、ここで、何度か書いたが、私のiPhone 4には、空き容量が少ないので、ミュージックが保存できない状態だ。そこで、AUのIS-03をiPodのように使っているのだが、SH-12cにもEltima SyncMateiconを使って、iTunesライブラリが同期できたので、今後は、SH-12cをミュージックプレイヤ兼3Dカメラとして持ち歩いても良い。

音の方は、非常に地味な感じで、FMラジオみたいな音がする。良くもないが、悪くもないと言う感じだろうか。こう書くと、今ひとつのように思われるかもしれないが、この地味な音作りと言うのは、案外と長時間の利用で耳が疲れなくて、よい面もある。

なお、SH-12cでは、Eltme SyncMateで、問題なく住所録などが同期できた。IS-03では、これがうまくいかなかったので、結構うれしい。

あと、SH-12cにインストールされているEvernoteを起動したら、無料で1年間プレミアムアカウントを利用できるとの通知があった。

特に、SH-12cに限らず、携帯電話をデジカメの代わりに使うとなると、撮影した写真をどうやってパソコンに移動させるか、というのが問題になるが、Evernoteに貼付けておくだけで、パソコン側からも利用できるようになるので便利この上ない。プレミアムアカウントなら、月に1GBまでアップロードできるので(無料アカウントでは60MBまで)、写真もどんどんノートに貼付けて同期できる。

実は、iPhone 4の写真をパソコン側に簡単に移す方法としてEvernoteを使うために、プレミアムアカウントを購入しようと思っていたので、これはラッキーだった。

不満が全くないわけではなくて、やはりAndroidの常として、バッテリの減りは異常に早い。そして、一度バッテリが切れてしまうと、付属のUSBケーブルでパソコンにつないでも充電されないようだ(取扱説明書には、パソコン側にUSBドライバがインストールしてあると充電できるみたいに書いてあるけど、それってWindowsのことで、Macは対象外でしょ)。以前のFOMA用AC電源を探し出さないといけないのかな?面倒だなぁ。100円ショップで売っている、FOMA充電できるUSBケーブルを試してみようかな。

IS-03対iPhone 4

さて、IS-03のが、ミュージック再生時の音がiPhone 4より聴きやすい、といったことを書いたら、本当にそんなに違いがあるのか、と何人かの方から訊かれたので、とりあえず、再度確認してみた。

本来なら、それぞれを直結させたパソコンで録音し、波形を調べて、周波数成分の分布とか見れば、どんな特性の違いがあるのかはっきりするのだろうが、今、そこまでやる時間がないので、耳で聴いて判断した。当然、主観に基づくもので、科学的な根拠はない。

で、聴き比べてみると、iPhoneの方が各楽器の音やボーカルははっきりしているようだ。しかし、それが何となく角が立ちすぎた状態、機械的と言うか人工的な感じにつながっている。

一方、IS-03は、もう少し柔らかい音で、倍音もiPhone 4より多いように思う。ただし、同時にホワイトノイズっぽい音もIS-03のが多い。iPhone 4に比べて、よりナチュラルと言えば、良いだろうか。

と言うわけで、違いはある。個人的には、IS-03の方が好みだが、音が柔らかい反面、詳細が曖昧な点もあって、すかっとした曲では物足りない気もする。

ちなみに、以前も書いたが、私は、Eltima SyncMateiconというソフトのExpert版(有料)を使ってiTunesからライブラリをIS-03に自動コピーしている。これにより、携帯ミュージックプレイヤとしてのIS-03は、iPhone 4に遜色ない使い心地を実現している。ただしデフォルトのコンテンツプレイヤは、機能が貧弱なので、Android Marketで多機能ミュージックプレイヤを探した方が良いかも知れない。

IS-03のOSアップデート

AUに確認した所、IS-03を店頭に持っていけば、OSをAndroid 2.2へアップグレードしてくれるそうだ。

IS-03のOSがアップグレードできない人は、店頭でアップグレードしてもらうのが良いだろう。むしろ自分でやるより面倒がなくていいかも知れない。個人的には、携帯電話単体でアップグレードできないのが気に入らないが、実験のために、持っていってアップグレードしてもらおうか、思案中だ。

ところで、今日、IS-03とiPhone 4でミュージックを聴き比べてみたが、IS-03のが特徴のない無難な感じの音で、長時間聴いても疲れない気がした。

再生するミュージックの種類にもよると思うから一概には言えないが、iPhone 4は、かなり尖った音で鳴るので、ミュージックプレイヤとしてIS-03を使い続けるのはありのような気がする。いずれにしろ私のiPhone 4には、ミュージックをコピーする空き容量があまりないので、別途携帯プレイヤが必要だから、とりあえずはIS-03を使っていることにしよう。

Nintendo 3DSでウェブサーフィン

2011年6月10日のNintendo 3DSのシステムアップデートにより、NetFrontウェブブラウザが追加された。

NetFrontというと、WebKitベースで、HTML5対応だったと思ったが、今回追加されたブラウザでは、HTML5には対応しない。

多分、HTML5のページでも、仕様によっては見られると思うが、試しにHTML5+CSS3のページを見ようとしたらエラーになってしまった。

メモリ容量やCPUパワーの関係で難しいのかもしれないが、何とか、HMTL5には、対応してくれないかなぁ。

IS-03がAndroid 2.2に、しかし!

AUのAndroid携帯電話、Sharp IS-03のOSがこの4月14日からAndroid 2.2にアップデートされたのだが、私のIS-03は、2.1のままだ。そして、多分、ずっと2.1のままだろうし、であれば、IS-03は、もう使うこともないだろう。

なぜ、2.2にアップデートしないか、というと、アップデートできないからだ。

まず、驚くべきことに、IS-03のOSアップデートには、パソコンが必要なのである。それもWindowsに限定されており、Macでは駄目である。

AndroidがiPhoneに対抗してウリにしているのが、パソコンが要らない、ということだ。OSのアップデートも、本体だけで行えるのがウリである。

しかしIS-03は、USBケーブルでパソコンに接続し、USBドライバをインストールして、アップデートツールをインストールして、はじめてOSアップデートが可能になる。

またアップデートにWindowsが必要となると、Windowsの常として、様々な原因不明のトラブルにより、処理が完了しないことが予想される。

案の定、私の環境では、アップデートをしようとすると、他のインストールが行われているので、完了しないと(アップデートの)インストールはできない、と言われて、完了しない。もちろん、他にインストールなど行っていないのにである。Windowsでは、よくあることで、解決もできると思うが、そういうことが、もう面倒なのだ。

そういう面倒な可能性があることも含め、パソコンが要らないところがAndroidの良さのはずなのに、こんなことでは、Androidの冠に偽りありと言わざるを得ない。Sharpの技術力の低さが露呈した形だろう。

パソコンを持たないユーザには、どう対応するつもりなのだろうか?謎だ。

で、面倒なので、もう放っておくことにした。元々が試験用の携帯電話なので、OSが最新でなくても困ることはない。大体からして、Androidの最新OSは、2.3であって、2.2ではない。IS-03は、すでに一周遅れなのだ。

とりあえず、Android携帯の購入を検討している方には、IS-03は、お勧めしない。

そして、他のSharpのAndroid携帯についても、買わない方が良い、と言っておく。IS-03を見る限り、Sharpの技術力は、Androidを使いこなすほどの高さではないと判断したからだ。

Atomic View 1.5.4

先月からiPhotoが起動しなくなったので、代わりになるメディアブラウザを求めて、色々なソフトを試した結果、Atomic Viewiconに行き着いた。

iPhotoの調子が悪いのは、以前からで、その度に、再インストールするなどして復旧して来たが、もう面倒なので、他のソフトに乗り換えることにしたのだ。

写真などのメディアファイルを閲覧するソフトは、世にたくさんあるが、Atomic Viewにしたのは、メディアのコンテンツを分析していて、選択している項目を中心に、内容が近しいものを近く、遠いものは離して同心円上に配置する一覧機能と、マップ上で地域を指定すると該当する地域で撮影されたメディアだけをフィルタリングして一覧してくれる機能が面白いと思ったからだ。その他にも山ほどある条件で膨大なメディアを高速フィルタリングできる。

私は、iPhotoをほとんど写真の閲覧ソフトとしてしか使っておらず、編集したり、書き出しすることがあまりない。なので、Atomic Viewの高度で豊富な機能をすべて使い切ることはないと思うが、閲覧にしか使わないからこそ、多様な条件で高速フィルタリングできる点に魅力を感じたのだろう。

欧州のソフトの常として、独特のインタフェースを持っており、当初は取っ付きにくいが、味も素っ気もないiPhotoよりも使う楽しさは数倍あるように感じられる。

なお、iPhoto LibraryファイルをAtomic Viewにドラッグ&ドロップするだけで、中身を参照するリンクを作成してくれるようで、乗り換えに苦はなかった。