iPod

iPod第四世代のバッテリ交換

今はiPadを目覚まし時計の代わりに使っているのだが、以前はiPod第四世代のアラーム機能を使って指定した時間に音楽が鳴らせられるLogitechのLDS-iALARMを目覚まし時計として使っていた。

すでにお役御免となって長いが、単にモノラルスピーカとしても使えるので、事務所で気軽に音楽を聴くために使えないかなと思い立って久しぶりに鳴らしてみると、意外と音が良い。パソコンやiPhoneでも音楽は聴けるけれど、iTunesを起動したりミュージックアプリを起動したり、スピーカをつないだりヘッドフォンをつけたりは面倒だ。しかしiPodと
LDS-iALARMの組み合わせなら再生ボタンを押すだけなので簡単だ。

iPodの20GBのハードディスクにはAACで256Kbpsの品質なら2,500曲前後は入ると思うので、これは使えそうだ。

ところが実際に鳴らしていると、突然iPodの電源が落ちてしまう。
LDS-iALARMは装着されたiPodを充電し続けるので本来はありえないのだが、使っている内にバッテリが切れてしまう感じなのだ。そこで何もせずに充電状態で一晩放置してみたがバッテリが満杯にならない。どうやら、すでにバッテリが使い物にならないようだ。

ずっと存在も忘れて使っていなかったのだから
LDS-iALARMiPodも小型家電として処分しても良いのだが、ちょっと勿体無い気がする。そこで自分で交換できるバッテリは売っていないのかなと思って探したら、ちゃんとありました:


バッテリを交換して充電してみると、ちゃんとバッテリは満杯になる。そこで久しぶりにiPodをMacに接続してiTunesからライブラリを転送してみたが何の問題もないようだ。

なお、この製品にはiPodを開くためのプラスチックの棒が2本付いているが、使い物にならない。iPodをこじ開けて開くためには、まず刃の部分が薄いマイナスドライバが必要だ。そしてバッテリケーブルが基盤の下を通るので基盤を外す必要があるが、T5のトルクスドライバが必要だ。交換用バッテリの説明書(英語)にはスクリュードライバで基盤のネジを外せると書いてあるので、製品によっては精密ドライバがあれば要をなすのかも知れない。

こうしてiPod第四世代は復活し、
LDS-iALARMから元気一杯に音楽を鳴らしてくれている。

古いiPodを目覚まし時計にする

「古くなったiPod、どうしていますか?」と訊かれることがまれにあるが、私は、どんどんiPodを買い替えるタイプではなく、古いiPodといっても第三世代のiPodを1台しか持っていない。

iPhoneを使い始めてからは、第五世代のiPodの使い道がなくなったので、これも古いiPodと呼べるかも知れないが、私の所有するiPodの中ではこれが最新型だ。

で、第三世代のiPodだが、バッテリがへたってしまっているので、持ち歩くことはできない。容量も小さいので、そんなに大量の音源も入れられないし、使い道は限られてしまう。

私は、このiPodをELECOM iPod Dock対応アラームサウンドシステム(ホワイト) LDS-IALARMWHという製品を使って目覚まし時計として使っている。

上記の製品は、もう販売されていないが、iPodを目覚まし時計にするスピーカは他にもある。古いiPodに対応する製品は少なくなって来たので、注意が必要だが、amazon.co.jpなどで「ipod 目覚まし」などのキーワードで探してみると良い。

iPodを目覚まし時計として使う際のキモは、目が覚める曲だけがかかるように準備することだ。

「好きな曲で気持ちよく目覚める」といった表現を雑誌などで見かけるが、好きな曲で「気持ちよく寝付く」ことはあっても、なかなか目覚めるのは難しい。そこで、中でも目が覚めそうな、激しく、テンポの速い曲だけを集めたライブラリを用意するのがよさそうだ。

iTunesでは、各曲にBPMというリズムの早さを示す値が設定できる。このBPMを一定の速度に合わせたライブラリを用意して、ジョギングの際に自分に最適なペースメーカとして利用するといった使い方で有名な機能だ。

しかし、このBPM、一曲ずつ調べて設定するには、膨大な労力と時間がかかって現実的ではない。

そこで、BPMを自動で調べて設定してくれるソフトウェアを使うことになる。私は、Mac OS X用のTangerine!
iconというソフトを使っているが、探せば他にもいくつか似たソフトは見つかるだろう。

Tangerine!ですべての音源にBPMを適用したら、iTunesでBPMが100以上とか120以上とか比較的速いテンポを条件にしたスマートライブラリを作る。この時、評価が星4つ以上や5つなどの条件と併用すると、つまらない曲が除外できてなおよい。

このスマートライブラリを第三世代のiPodに同期して、指定した時刻に再生が始まるようにするのだ。

二度寝してしまうことがあっても、iPodは何時間でも延々と再生を続けるので、遅かれ早かれ、起き出さずにはいられなくなる仕組みだ。

iPod shuffleやminiでも同じように使えるので、その辺に古いiPodが転がっているなら、多いにお勧めしたい。