古いiPhoneを活用するか?

ここで古いiPodの利用法に触れたら、iPhoneはどうですか?、と訊かれた。

基本的にiPhoneは携帯電話と考えているので、機種変更したら、古い機種に未練もないし、もう使わないつもりなのだが、iPhone 3Gと組み合わせてステレオ録音に使っていたLogitec iPod/iPhone専用 HiFi ICレコーダーアダプタ LIC-IREC03PがiPhone 4で使えないため、iPhone 3Gもとってある。

LIC-IREC03PをiPhone 4で使えるようになれば一番だが、駄目なら、似たような製品が出るまで、iPhone 3Gをステレオボイスレコーダとして使い続けることになるだろう。

しかし新しいiPhoneが登場する度に、ハードウェアがいきなり使えなくなるということが、これからも繰り返されると、良いハードウェアを製造するメーカも、今後の商品開発に二の足を踏むようになるだろう。これは、Appleのためにもならないわけで、Appleにも一考願いたいものだ。

ビューン、どうなのかなぁ?

iPhone 4でビューンを試しているが、どうにも不明な点が多くてイライラさせられる。

まず、どの雑誌のどの部分がビューンで読めて読めないのか、が分からない。読めない記事がある、という根本的な理由も理解しがたいので、ともかくその理由が知りたいと思ってしまう。

例えば、DIMEに伊集院光さんの「伊集院光の深夜27時の買物(かいぶつ)」という連載があるが、ビューンでは読めないようだ。ご自身で購入して使った商品について書いた記事のはずだが、あれがなぜ公開できないのだろう。DIMEについていえば、読めない連載記事は他にもたくさんある。

「人気連載は、紙で読んでね」ということだとすると、逆にビューンで読めている記事は、何なんだろうか?、という疑問がわく。DIMEは、話題の新商品や新製品を紹介する記事が多いわけだが、ひょっとしてメーカの宣伝になる記事をビューンで積極的に公開しているだけか、と勘ぐりたくなる。

多分、原稿料や契約の問題で、編集部で書いた記事しか公開できないというのが真実に近いと思うが、それならそれで「今後、交渉して許可が出たものから、読めるようにする」などのアナウンスが欲しいのだ。「より多くの方がビューンを購読してくれることで、記事も増える」というなら、とりあえず応援のために購読しましょう、という人も出てくるだろう。

次に、バックナンバーの扱いが分からない。雑誌なら、一度買った号は、捨てない限り、手元に残る。ビューンではどうなのだろう。それが分からない。App自体に検索機能がないので、過去の号をとっておくメリットも薄いと思うが、「前に読んだあの記事をもう一度読みたい」ということができるのか、できないのか、分からないのだ。

興味のない雑誌も多いが、450円/月なら、購読を検討するに値するAppだと思う。しかし、上記の点が不明なままなので、多分、お試し期間が終われば、削除となるだろう。

いい試みで、方向性も合っていると思うが、決して読者主体で開発されたサービス/Appでないことは、まぁ明らかだ。

こういう中途半端なことをやっていると、電子書籍ビジネスは今ひとつみたいな認識が定着するのではないかと危惧するところでもある。

古いiPodを目覚まし時計にする

「古くなったiPod、どうしていますか?」と訊かれることがまれにあるが、私は、どんどんiPodを買い替えるタイプではなく、古いiPodといっても第三世代のiPodを1台しか持っていない。

iPhoneを使い始めてからは、第五世代のiPodの使い道がなくなったので、これも古いiPodと呼べるかも知れないが、私の所有するiPodの中ではこれが最新型だ。

で、第三世代のiPodだが、バッテリがへたってしまっているので、持ち歩くことはできない。容量も小さいので、そんなに大量の音源も入れられないし、使い道は限られてしまう。

私は、このiPodをELECOM iPod Dock対応アラームサウンドシステム(ホワイト) LDS-IALARMWHという製品を使って目覚まし時計として使っている。

上記の製品は、もう販売されていないが、iPodを目覚まし時計にするスピーカは他にもある。古いiPodに対応する製品は少なくなって来たので、注意が必要だが、amazon.co.jpなどで「ipod 目覚まし」などのキーワードで探してみると良い。

iPodを目覚まし時計として使う際のキモは、目が覚める曲だけがかかるように準備することだ。

「好きな曲で気持ちよく目覚める」といった表現を雑誌などで見かけるが、好きな曲で「気持ちよく寝付く」ことはあっても、なかなか目覚めるのは難しい。そこで、中でも目が覚めそうな、激しく、テンポの速い曲だけを集めたライブラリを用意するのがよさそうだ。

iTunesでは、各曲にBPMというリズムの早さを示す値が設定できる。このBPMを一定の速度に合わせたライブラリを用意して、ジョギングの際に自分に最適なペースメーカとして利用するといった使い方で有名な機能だ。

しかし、このBPM、一曲ずつ調べて設定するには、膨大な労力と時間がかかって現実的ではない。

そこで、BPMを自動で調べて設定してくれるソフトウェアを使うことになる。私は、Mac OS X用のTangerine!
iconというソフトを使っているが、探せば他にもいくつか似たソフトは見つかるだろう。

Tangerine!ですべての音源にBPMを適用したら、iTunesでBPMが100以上とか120以上とか比較的速いテンポを条件にしたスマートライブラリを作る。この時、評価が星4つ以上や5つなどの条件と併用すると、つまらない曲が除外できてなおよい。

このスマートライブラリを第三世代のiPodに同期して、指定した時刻に再生が始まるようにするのだ。

二度寝してしまうことがあっても、iPodは何時間でも延々と再生を続けるので、遅かれ早かれ、起き出さずにはいられなくなる仕組みだ。

iPod shuffleやminiでも同じように使えるので、その辺に古いiPodが転がっているなら、多いにお勧めしたい。

Apple Bumper

ここでちょっとiPhone 4について書くと、ちらほらと問い合わせが来たりして、やはりiPhone 4の注目度の高さには驚かされるばかりです。

特に「iPhone 4を買うんですが、ケースは無料のBumperでいいですか?」という疑問と言うか、悩みが多いようです。試せば自分で判断できることなので、まぁ、届くまでの楽しい悩みというところでしょう。

見栄えからいえば、Bumperは本当に素晴らしい製品です。また装着して持っていると、まるでケースなど付けていないかのように非常にしっくりして、なぜAppleが最初からこのケースを付属品としてパッケージに入れなかったのか、不思議なくらいです。

前に書いた通り、私が使っているケースは、Simplism iPhone 4用シリコンケースセットシリーズ TR-SCSIP4という製品です。

Apple Bumperは、次の3つの理由で使っていません:

1)ボタン部分を思わず押してしまうことがある。
2)背面が保護されない。
3)ストラップが付けられない。

Bumperでは、ボタンをカバーする部分が、まさにボタン様になっていて出っ張っているのです。そのため、まるでiPhoneがむき出しのままで、カバーなど付いていないようなクールな見栄えです。

ところが、私の持ち方にも原因があると思いますが、本体を少し強めに握ると、このボタンを押してしまうことがあります。一方、シリコンケースでは、ボタン部分は弾力性のあるシリコンゴムでカバーされています。そのため、少し強く触れたくらいでは、ボタンが押されることはありません。

背面が保護されない、というのは、保護フィルムを貼ればいいことなので、気分の問題だと思いますが、次のストラップの問題と相まって、iPhone 4を落とした場合を想定すると、精神衛生上よくありません。

で、ストラップです。iPhoneにストラップが要るかどうかは、議論が分かれるところでしょうが、私にとって、ストラップの有無は案外と重要です。というのも、普段からデジカメで写真を撮る際に、本体を体から離して、ちょっと変な姿勢で撮ることが多いからです。

本体をしっかり体の正面に構えていれば、問題ないですが、片手で突き出して撮ったりしていると、いつ落とすとも限りません。しかも野山で写真を撮ることが多く、岸から川や湖の上に本体を突き出したり、崖から本体を突き出して写真を撮ることもあります。落とせば一巻の終わりでしょう。

で、シリコンケースにストラップホールがあれば、指や手首にはめられるタイプのストラップを使うことで、安心して撮影に臨めるわけです。

つまり、私にとってBumperは、選択肢になりません。が、Bumperの見栄えと使い心地は、本当に良いので、悩んでいるなら、とりあえず無料のBumperが届くまで待って、しばらく使ってから考えるのが正解だと思います。

Image Framerとデジタルフォトフレーム

今年はもう過ぎてしまったが、ここ数年、母の日や父の日が近づくと、デジタルフォトフレームを贈ろうかな、と考える。両親も気軽に遠出する年齢でもなくなっているので、こちらであちこち行って写真を撮って、SDカードに保存して定期的に送って更新するといった使い方を思い描いている。

しかし、いざ製品を買おうと思ってオンラインストアで検索したり、店頭まで見に行ったりしても、どうにも気に入らないところがあって、結局は買うのを止めてしまう。というのも、ほとんどの製品が、白か黒の太い枠に囲まれているのだ。

多分、白か黒の枠が、どんな写真でも違和感がないという判断なのだろうが、何か無機質な感じで好きになれない。

商品の説明を見ると、エレガントな純白のフレームとか書いてあったりするが、実物は、そんなに高級感があるわけではない。触っているうちにどんどん傷がつくし、汚れもするし、現状のデジタルフォトフレームは、メーカが宣伝するほどの完成度には至っていないと思うのだ。縁ギリギリまで液晶にしておいて、写真に合わせてフレームも切り替えながら表示させるとか、技術的には可能と思うが、そんな製品にはとんとお目にかからない。

そんなことを考えていて、デジタルフォトフレームに機能がないのなら、あらかじめ写真にフレームを付けておけばいいのではないか、と思うようになった。で、写真にフレームを付けてくれるプログラムを探してみたが、フレームの種類が豊富で、カスタマイズの自由度も高く、複数の写真に対して一括してフレームを自動適用できる本格的で実用になりそう製品は、Mac用ではImage Framericonしかないようだった。

Image Framerで付けたフレームが、デジタルフォトフレームに表示して違和感がなければ、来年こそデジタルフォトフレームを贈ってもいいかも知れない。