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Logic Express 9が届く

今日、LOGIC EXPRESS 9が届いた。

最近、Apple Garagebandの調子が悪いので、乗り換えるべく注文した、と書くと、Garagebandを卒業して上級DAWユーザの仲間入り、と思う向きもあるだろうが、私のDAWの使用歴から言うと、むしろ上級を卒業して、Garagebandを使っていた、と言った方が正確かも知れない。

元々、私は、20年以上前からのMOTU Performerユーザで、Digital Performerへアップグレードし、その後も着々とバージョンアップを重ねていたのだ。

しかし、MOTUとの間に日本代理店が入った頃から、連絡が面倒になったり、ドングルを使ったプロテクトに違和感を覚え、徐々に心は離れていった。同時に、Digital Performerがオーバースペックと感じ始め、数年前に他のDAWへの移行を決心した。

普通なら、Pro Toolsへ移行するべきなのだろうが、Digital Performerで疲れていたのか、とにかく簡単なDAWを使いたくて、Garagebandにしたのだ。Garagebandが、10代の頃に使っていたTASCAMの4トラックレコーダに使い勝手が似ていたというノスタルジーのようなものもあったと思う。

その後、Garagebandの機能に満足していたわけでもないが、特に上級DAWが必須とも感じなかったため、ずっとGaragebandを使っていた。ところが、時々、プロジェクトのトラックが消失したりして不安定な点も気になっていた。

最終的には、ちょっと前の最新バージョンアップで古いGaragebandで作ったプロジェクトが開けない事態となり、上級DAWへの乗り換えを決心した次第だ。

ここでDigital Performerへ回帰したり、Pro Toolsを採用することもできたのだろうが、Garagebandで製作中のタイトルがあり、その中のいくつかのプロジェクトがGaragebandで開けないという事情から、Garagebandで作成したプロジェクトを開いて保存し直せるLogic以外に、最初から選択肢はなかったとも言える。

とりあえず、Garagebandで開けなくなっていたファイルをLogicで開いた所、問題なく読み込んで、再生も保存もできることは確認した。ちょっといじった感じでは、Digital PerformerやPro Toolsほどには高機能と思えないが、逆に画面もインタフェースも煩雑さがなく、機能とのバランスがちょうどいいという印象を得た。

これで製作中のタイトルも完成させられそうで、一安心だ。私の他にも、Garagebandでプロジェクトが開けないという問題を抱えている方がいるようなら、Logic Expressをお勧めしておこう。