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M1 Mac miniにハブを追加

先日、地元でちょっとした音楽イベントを主催したのだが、その模様をZOOM ズーム ハンディビデオカメラレコーダー Q4nで5時間以上定点撮影してみた。

余談だが、Q4nは現行製品ではなく、現在では
ZOOM ズーム ハンディビデオカメラレコーダー HDビデオ+4トラックオーディオ Q8が後継製品となっている。

編集と言っても、この一本の長い動画をまず曲毎に分割して画面をクロッピングして明るさと色調を調整するだけなので、編集ソフトはiMovieで良いやとiMovieで作業を始めたが、欲張ってHD品質で編集開始したため一つのファイルサイズが4GB前後と大きくなりすぎて起動ボリュームの空き容量が足りなくなってしまった。そこで起動ボリュームに空き容量を稼ごうと一時的にファイルをDropboxに退避させたのだが、いざ各動画を編集しようとするとDropboxからダウンロードが開始されて永遠とも思える時間が経過した結果として起動ボリュームの容量不足エラーになってしまうことがわかった。起動ボリュームには十分な空き容量があるように思えるが、Dropboxおよび動画編集ソフトが展開する仮想メモリが予想以上にでかいのだろう。

そこで現在は1TBの起動ディスクを2TBの外付けのSSDにクローンして動画をすべて起動ディスクにコピーして編集しようと考え、価格と仕様のバランスが良さそうなHanye 2TB 3D NAND TLC採用 内蔵型 SSD 2.5インチ 7mm SATAIII 6Gb/s アルミ製筐体 国内正規代理店品 メーカー3年保証という2TBのSSDを購入してみた。なお、この製品は現在は販売されておらず、確証はないが
Hanye 2TB 内蔵型SSD 2.5インチ 7mm 3D NAND採用 SATAIII 6Gb/s 550MB/s 正規代理店品Hanye 2TB 内蔵型SSD 2.5インチ 7mm SATAIII 6Gb/s 550MB/s 3D NAND採用 アルミ製筐体 正規代理店品 国内3年保証が後継製品ではないかと思われる。

このSSDに起動ディスクをクローンすれば良いわけだとPersonal Backup X9やCarbonCopyClonerなどを使ってクローン作成を試みるも、完成したクローンがmacOSに起動ディスクとして認識されない。色々と調べると、まず最近のmacOSではクローンをASRというコマンドで作成することになっているが、このASRというコマンドが安定して動作しない上に、現状ではCPUがAppleのMシリーズのMacは外付けのボリュームからシステムを起動することができないらしい。Appleの仕様ではクローンはASRで作成するべしと書かれているようなので、仕様通りに考えるならmacOSのバグということになるんだろう。

ここで諦めかけたのだが、ふとiMovieの作業ファイルを外付けのSSDに保管し、かつ動画ファイルはDropboxから外付けSSDにコピーすれば良いのではと思いつき、「ムービー」フォルダ内の「iMovie ライブラリ」ファイルを外付けのSSDにコピーしてダブルクリックしてiMovieを開くと正常に動作しているように思われた。

次はDropboxから動画を外付けSSDにコピーすれば良いわけだが、これがうまくいかない。ファイルサイズがデカすぎるのか、何かシステム環境の問題なのかFinderやWebブラウザでDropboxから該当ファイルを外付けSSDにコピーしようとするとダウンロード中にエラーになってコピーできないのだ。

流石にこれで終わりかなと思いつつも他の方法でDropboxにアクセスできないのか調べると、DropboxはFTPもサポートしているようだ。そこで、ひょっとしてと思って一番お気に入りのFTPクライアントであるTansmitを起動すると、何とデフォルトでDropbox対応しているではないか。で、早速にTransmitでDropboxから1個の動画ファイルを外付けSSDにダウンロードするとエラーにならないことがわかった。ではということで、全てのファイルをダウンロード開始して一晩放置すると、翌日には全てのファイルのダウンロードが正常に完了していたのだ。

こうして当初の思惑とは違う形ではあるが、無事に動画の編集ができたのだった。

なお、M1 Mac miniに外付けSSDを接続するにあたり、収まりよく邪魔にならないように
GIISSMO Mac Mini 用 USB Type C ハブ 2.5インチ HDD/SSD ケース 7-in-1ドッキングステーション SATA対応 USB 3.0 / 2.0ポート Micro/SDカードリーダー Mac Mini 2018/2020/2023に対応というドッキングステーションも同時に購入した。M1 Mac miniはポートの数が少ないので、この製品を導入したことで一石二鳥を狙ったものだ。今のところ目的は全て達成されており、良い製品を買ったと思っている。

パソコン冷却台の電源を入れる季節が来た

まだ6月だというのに日中の気温が30度を超えてしまい、早々にM1 MacBook Airの下に敷いている冷却台の電源を入れることになった。

M1 MacBook Airは、それ以前のラップトップMacほどには熱くならないと思うが、それでも気温が30度を超えるとパームレストの部分が手を置いたままにできないほど熱くなる。

以前は、
エレコムのFAN-U191WHという非常に静かな小さなUSB扇風機でパソコンの下に風を送っていたのだが、送風するとどうしても風が手にあたって冷えてしまい痛みを感じるようになってきたため使用を断念し、色々と代替案を試した結果、やはりエレコムのSX-CL22LSVという冷却台に行き着いた。

この製品のファンは強弱の2段階に切り替えられ、弱ならFAN-U191WHほどの静音ではないけれど気にならない程度の音なのだ。ちなみに強ではうるさくて仕事にならない。

しかし、6月からこの冷却台を使うようになるとは思っていなかったなぁ。

Acer Aspire ONE 722をSSDにする

Windows用のソフトウェアを試験するためにAcer Aspire ONE 722を引っ張り出してきた。サイズが小さく、デザインや色も気に入っているマシンだが、CPUがAMD Dual-Core Processor C-50 (1.0 GHz)という非力なマシンで、元々のWindows 7ではそんなにひどくなかったが、Windows 10では一回の操作ごとに処理が完了するまでしばらく待たされる感じになってしまう。

これまで、ウェブサイトやウェブアプリのWindowsでの動作や表示を確認する目的なら何とかなっていたのだが、このままではちゃんとしたソフトウェアの試験はできない。すでにRAMはデフォルトの2GBから4GBへアップグレードしてあり、元々のWindows 7の頃は少しは4GBの恩恵があったが、RAM容量で処理速度が劇的に高速化する仕様のマシンでないため、Windwos 10にしてからは実用的な速度で動作したことはなかったのだ。

とはいえ、試験のためだけに新しいWindowsマシンを買うのももったいないから、320GBのハードディスクを500GBのSSDに換装することにした。ついでにRAMも対応する最大容量だと思われる8GBにしてみよう(公式対応は、最大4GB)。500GBの内蔵SSDは6,000円くらいからあるし、8GB RAMも4,000円前後からあるので、約1万円のアップグレードだ。

手順としては、まずRAMを交換してRAM 8GBでも正常に動作するか調べる。次にSSDを外接で接続してNTFS形式でフォーマットする。そして既存のWindowsシステムをSSDに丸ごとディスククローンする。最後に内蔵ハードディスクをクローンしたSSDに交換して正常に動作するか確認する、という感じだろう。

ちなみにAspire ONE 722はRAMやHDDの交換が非常に楽なマシンで、バッテリを外してネジを一本外せば裏蓋が取り外せるのでRAMもHDDもすぐに交換できる。

今回は特に深い考えもなく、Amazonで安くて良い評価が多い製品としてSSDは「シリコンパワー SSD 512GB 3D NAND採用 SATA3 6Gb/s 2.5インチ 7mm PS4動作確認済 3年保証 A55シリーズ SP512GBSS3A55S25(実質は500GBをちょっと切る容量)」

と8GB RAMとして「Timetec Hynix IC ノートPC用メモリ DDR3L 1600 MHz PC3 12800 1.35v 204 Pin SODIMM Laptop memory upgrade 永久保証 (8GB) 」

を購入した。

RAMについては容量を増やしてもさほど高速化しないことは分かっていたが、とりあえず8GBまでアップグレードできるのか確認したかったのであえて購入したものだ。なので、以前のRAMはCL9のところ今回は少し速度が遅いCL11だが特に気にしないことにした。CL9とCL11の速度差を調べた人によると、その差は数%程度ということなので問題ないという判断だ。実際のところ、SSD換装後に元の4GBに戻して試したが特段の差は感じられなかった。

で、まずRAMを交換してマシンを立ち上げると、なんか前より遅くなっている。あれっと思ったが、しばらく使っていなかったのでWindowsの更新プログラムが適用されたようだ。久しぶりにWindowsマシンを立ち上げた際のあるあるかな。で、もともと遅いマシンでもあり、普通に使えるようになるまで数時間はかかっただろうか。

使えるようになると、以前より若干だが反応は良くなったようだ。と言っても、決して快適なわけではなくRAM容量を8GBにできるが、増やすことに大きな意味はないことが確認できた。

で、次にSSDのフォーマットだが、これが案外と大変であった。まず新たに購入したSSDをNTFSフォーマットしなければならないが、手元にあった接続ケーブル、「ELUTENG SATA USB変換 2.5 インチ HDD/SSD用 SATA3 USBケーブル 高速転送 SATA3 USB 3.0 or USB C 変換アダプタ UASP対応 容量2TB Windows/Mac OS 両対応」

が古い製品だからか、接続してもフォーマットするか確認されない。調べてみると、SSDはExternal Diskとして認識はされているが、SCSI接続のデバイスとなっているようだ。

フォーマットできなければ既存のシステムのクローンも作れないわけで、とりあえずここまでかなと諦めかけた時、ふとボリュームとしてマウントさえ出来ればフォーマットはできるのではないかと考え、macOS側でexFAT(MBR)としてフォーマットしてみるとWindows側でもボリュームとして認識してマウントされたのでNTFS形式で再フォーマットができた。ということは、接続ケーブル自体の問題ではなかったわけだが、何かしらケーブルとSSDとの相性みたいなものがあるのかもしれない。

なお、Aspire ONE 722のハードディスクはMBRパーティションになっていてブートモードがレガシーだから、exFATでフォーマットする際にもGUIDパーティションテーブル(GPT)でなくMBRを指定する必要がある。マシンのBIOSによってはブートモードをレガシーからUEFIに変更できる場合もあると思うが、Aspire ONE 722ではブートモードを変更するオプションが見つからないのでSSDもMBRでなければならないようだ。

SSDがNTFSフォーマットできたら、既存システムをSSDにディスククローンする。色々な方法があるのだろうが、今回は
AOMEI Backupper Proを使ってみた(無料のAOMEI Backupper StandardでもMBR形式からMBR形式ならクローンできるようだが、MBP形式からGPT形式へのクローンにはPro版が必要だ)。ちなみに、ネット上で無料でクローンを作成するソフトの定番のように紹介されているEaseUS Todo Backup Freeというプログラムは現在では無料でクローンはできなくなったらしい。個人的にはAOMEIの方が使いやすいと思うし、年間契約方式のEaseUSよりライセンスに生涯アップグレードが含まれているAOMEIのが良いように思う。

クローンにかかる時間は、CPU処理速度、データ総量、ボリュームの読み書き速度、クローンに使うソフトウェアなどで変わると思うが、普通は1時間から数時間かかると思っていた方が良い。今回はデータ総量が100GBもなかったので2時間程度で完了したが、AOMEIの場合はPro版がStandard版より高速動作するとされているので、Standard版だったらもっと時間はかかったと想像される。

こうして起動ボリュームをSSDに交換し、起動してみると確かに早くなっている。とは言え、抜群に早くなったわけではなくギリギリ使えるレベルになった感じだ。その後、主要な機能をあちこち開いたり閉じたりしつつ再起動を何度か繰り返すと、キャッシュが構築されてきたのか少しだけ反応は良くなった。

なお、今回はソースより容量が大きなSSDを使ったので、クローン後に未使用部分が出て勿体無いし、SSDは空き容量が大きい方が寿命が伸びるらしいから、ディスク管理画面からボリューム拡張を使ってパーティションを拡張しておいた。