Image Framerとデジタルフォトフレーム

今年はもう過ぎてしまったが、ここ数年、母の日や父の日が近づくと、デジタルフォトフレームを贈ろうかな、と考える。両親も気軽に遠出する年齢でもなくなっているので、こちらであちこち行って写真を撮って、SDカードに保存して定期的に送って更新するといった使い方を思い描いている。

しかし、いざ製品を買おうと思ってオンラインストアで検索したり、店頭まで見に行ったりしても、どうにも気に入らないところがあって、結局は買うのを止めてしまう。というのも、ほとんどの製品が、白か黒の太い枠に囲まれているのだ。

多分、白か黒の枠が、どんな写真でも違和感がないという判断なのだろうが、何か無機質な感じで好きになれない。

商品の説明を見ると、エレガントな純白のフレームとか書いてあったりするが、実物は、そんなに高級感があるわけではない。触っているうちにどんどん傷がつくし、汚れもするし、現状のデジタルフォトフレームは、メーカが宣伝するほどの完成度には至っていないと思うのだ。縁ギリギリまで液晶にしておいて、写真に合わせてフレームも切り替えながら表示させるとか、技術的には可能と思うが、そんな製品にはとんとお目にかからない。

そんなことを考えていて、デジタルフォトフレームに機能がないのなら、あらかじめ写真にフレームを付けておけばいいのではないか、と思うようになった。で、写真にフレームを付けてくれるプログラムを探してみたが、フレームの種類が豊富で、カスタマイズの自由度も高く、複数の写真に対して一括してフレームを自動適用できる本格的で実用になりそう製品は、Mac用ではImage Framericonしかないようだった。

Image Framerで付けたフレームが、デジタルフォトフレームに表示して違和感がなければ、来年こそデジタルフォトフレームを贈ってもいいかも知れない。