Godin Multiac Nylon Duet Ambiance Acoustic Electric

現在、弾き語りのメインギターは、GodinのMultiac Nylon Duet Ambianceというエレガットだ。


このギターは、ナット幅が48.26mmとクラシックギターで標準的な50mmから52mmより若干細いが、アコースティックギターやエレキギターでは一般的な45mm以下より太くて、ややクラシックギターに近いネックの使用感になっている。過去にナット幅が43mm前後のエレガットも使ったことがあるが、細すぎて違和感があり手放してしまった。自分の手が小さめな上に、左手の親指で6弦を押さえることがあるので48.26mmというのはちょうど良い感じになっている。

ちなみにGodinのエレガットには、クラシックギターのフィーリングに近いナット幅50.8mmのGrand Concertというシリーズもあるが、前述の理由で自分にはネックが太すぎて使えない。

Grand Concertにはサドル下に仕込まれたピエゾピックアップ以外にL.R.BaggsのLyricピックアップが内蔵されており、ボディの鳴りとピエゾピックアップの音をブレンドすることができる。一方のMultiac Nylon Duet Ambianceでは、実物のマイクは内蔵されていないが電気的にマイクの音をシミュレートしてボディの鳴りを再現するサウンドイメージという機能がある。実際にボディの音を拾っているわけではないので、例えばパーカッションのようにボディを叩くスパニッシュギター的な使い方はできない。ほとんどボディを叩くことはないが、稀に叩いた音を拾ってくれれば良いのにと思うことはある。

Godinのエレガットシリーズは、ボディが薄く、独自のダブルチェンバーというホロー構造によりハウリングが起きにくいのだが、全くハウリングしないわけではないから、ハウリングという点だけ考えれば、ボディ内にマイクがないMultiac Nylon Duet Ambianceの方が有利だろう。ちなみに自分の場合、PAにはZoom AC-2を経由して音を送っているので、そのフィードバックキャンセラを使ってハウリング対策している。Multiac Nylon Duet Ambianceにもハウリング対策としてフェイズスイッチがあるが、使うと音のキャラクタがかなり変わってしまうので音の変化が若干でも少ないAC-2の方が良いように思う。


会場によっては、まれにハウリングが気になってしょうがないことがあるので、予備としてYamahaのSLG200N NTというサイレントギターも持って歩いている。このギターはボディがないので、ハウリングと基本的に無縁だ。そしてボディがないのにボディの鳴りを再現するYamahaのSRTという機能の簡易版が搭載されているので、マイクをシミュレートしてボディの鳴りをブレンドすることもできる。これは、Godinのサウンドイメージと似たものだと思って良いだろう。


弾き語り用のギターとしては、これまでアコギ、フルアコ、セミアコ、テレキャスター、ダンエレクトロ(セミアコ)などと試してきたが、結局は前出のエレガットで落ち着いた。マカフェリタイプのギター(ジプシージャズギター)も自分の声に合っているように思えて良かったが、ライブでの取り扱いが厄介で諦めた。その点、Multiac Nylon Duet AmbianceやSLG200Nは、扱いやすさでライブには最適なギターだと思っている。