ブックパスは正念場かな

ここで以前も触れたAUのブックパスだが、読み放題という点が革新的ながら、なかなかカタログが充実せず、このまま行けば失敗ということになりそうな気配が漂ってきた。

読み放題のキモは、カタログの充実度にある。ところがブックパスの読み放題は、何やら「一週間限定で一巻目だけ読める」サービスに注力してしまっていて、肝心の読み放題のカタログがまるでダメダメだ。

一巻を読んで気に入ったら二巻以降も買ってください、というのは、過去にも電子書籍ストアでは行われてきたことで、全然目新しくない。

二巻以降の値段設定も通常の値付けで、どこが「読み放題」なのか、全然分からないし、辻褄が合っていない。

今のところブックパスは、AUのスマートパスに加入していれば7月末まで無料だから、それまでは利用するが、このままなら7月末で利用は止めることになるだろう。私はスパートパスも全く使っていないので、そちらも同時に止めることになる。

コンセプトは素晴しいので応援したいが、このまま失速して尻窄まりになってしまう気がする。