Twitterで外国語の勉強

Twitterへの外国語の投稿をフォローして、その外国語を勉強する、というのは、全然目新しいアイデアではないと思うんだけど、最近自分でやり始めて、その効果を自ら確認した。

私は、日本語以外は、英語しか読み書きできないが、お客さんには、フランス人とかドイツ人、まれにフィリピン人とか中国人とかもいる。どんな場合も英語で事足りるんだけど、それぞれの現地の言葉でやり取りできたら楽しいだろうな、とも思う。

特にフランスのお客さんには、10年以上の長い付き合いの人もいて、フランス語でやり取りしてみたいなぁ、との思いが年々強くなっている。

実際、フランス語を勉強するための教材を買ってみたり、フランス語のオンラインラジオを聴いてみたり、色々な方法で何度かトライしているが、挨拶レベルから全然進歩していない。元々、勉強と言うものが嫌いなんだから、当たり前なのだ。

で、Twitterである。フランス語は読めないから、これまでフランス人の投稿をフォローしたこともなかったが、先日、子供の頃からファンだった
ミッシェル・ポルナレフTwitterアカウントを知って、何の気なしにフォローを始めた。

当初、彼は米国に住んでいるんだし、英語で投稿して来るんだろう、という漠然とした期待があったが、実際にはすべてフランス語の投稿であった。

面白いのは、もともとフランス映画が好きだし、ポルナレフに限らず、フレンチポップスなどもよく聴いていたため、単語には、見覚え(聞き覚え?)があるものが多い。その上、字数制限があるTwitterの特長だと思うが、文章が簡潔で単純だ。

それで、オンラインのフランス語辞書を数回引くと、何となく書かれていることの意味が分かる。1回の投稿を読むのにかかる時間は、普通は数分、長くてもせいぜい10分だろう。

投稿も頻繁にして来るわけではないので、まったく苦にならない。

個人の投稿を読んでいると、書かれている内容が偏るから、語学の勉強と言う意味では、今ひとつかも知れないが、とっかかりとしては、良い感じがする。

そう思うと、例えば、フランス映画の情報を投稿しているアカウントをフォローするとか、自分の興味がある投稿を見つけ出しさえできれば、案外と自分なりの効果的な勉強法が確立できるかも知れない。まぁ、読めない言語だからして、目的にばっちり合いそうな投稿を自力で見つけるのが、簡単ではないんだけれども。