「きれいなコーヒー」なるものをモニター

オアシス珈琲「きれいなコーヒー」シリーズのカップイン・コーヒーという商品をモニターした。「きれいなコーヒー」オアシス珈琲ファンサイト参加中

このコーヒーの特徴は、生豆をジェット水流で洗浄してあることだ。洗浄することで、通常付いている果肉やホコリと言った不純物を取り除き、豆本来の味を出すのが目的だ。

では、洗浄しない場合、そうした不純物までコーヒーに混入しているのかというと、そういうものでもなく、風で吹き飛ばしたり、焙煎の際に焼かれて除去されると言うことらしい。

この焙煎の際に焼かれると言うのが原因で、不純物が焦げた匂いやカビ臭が付いてしまうことがあるようだ。

で、洗浄された豆で淹れた本製品の味だが、非常にすっきりしていて雑味がほとんどない。これは、明らかに洗浄されたことによる味の特徴だろう。

一方で、あまりにすっきりしていて物足りなさも感じた。

私は、普段から深煎りが好みだし、ドリップするときもできるだけ濃く出るようにしている。そんな普段の味と比べると、渋み、酸味、苦みが足りなく思う。

もちろんコーヒーの味は、豆の種類にもよっても、出し方にもよっても変わる。

モニターした製品の場合、ティーバックのようにコーヒーそのものに浸したままの状態で置いておけるので、長く浸しておくことでより濃く出すことも可能ではある。

実際、付けっぱなしにして10分以上置いておいたら、雑味のなさは変わらないが、かなり好みの味に近くなった気がする。

総合的に言えば、コーヒーの香りは好きだが、あまり濃い味は好みでないと言う向きには、このすっきりした味わいは大いにお勧めできる。

あえて深煎りの製品があれば、また違うかもしれないが、私のように濃い味で雑味もあった方がよいと言う場合には、ちょっとお勧めできない。

あと、試していないが、水と一緒にポットに入れてしまって一晩置いた水出しコーヒーが可能なのは、浸しっぱなしにできる本製品の特長だろう。

モニター用に送られて来た3パック(届いたのは、ドリップ用の1パックを含めて合計4パック)は、もう飲んでしまったので試せないが、機会があれば、ぜひとも水出しコーヒーにトライしたいものだ。

気になる価格だが、一杯が約40円とブルックスのようなドリップタイプより若干高い設定だ。味が特徴的で好みが分かれそうなので、最初は大量に買わずに少量で試したほうが良いだろう。