Washing Machine 2014

ACT2からWashing Machineの最新バージョン、Washing Machine 2014が発売となった。

従来のWashing Machineは、ウェブブラウザのキャッシュやらCookieやら履歴やらを一括削除してプライバシー保護するセキュリティツールと言う位置付けだったが、Washing Machine 2014は、Mac上の無駄なファイルを削除してディスクの空き容量を増やそうというユーティリティに生まれ変わった。

個人的には、キャッシュや履歴を削除するだけならブラウザでやるので専用のプログラムは要らないと言う考えだ。特にCookieなんて一括削除してしまうと、自動でログインできるサービスにログインできず不便になる可能性がある。そんなサービスのパスワードを忘れてたら、こんなに面倒なことはない。

セキュリティという点から言えば、何でも削除した方が安全性は上がると思うが、その辺は利便性とのバランスと言うことになるだろう。

一方、私は常々、Mac上に点在する無駄なファイルを掃除したいと考えていた。

異なる環境のMacでソフトウェアの試験などをしていると、ファイルをあっちのMacからこっちのMacとコピーしたり、同じファイルの名称違いとかいっぱい作成せざるを得ない。試験が終わったら掃除しようと思っているのだが、実際のところ、なかなかそれが難しいのだ。

そこで、Washing Machine 2014のクリーニング機能に期待というわけなのだ。

クリーニング部分について言うと、キャッシュやログのよう一時ファイルの削除および重複したファイルの削除、というのがメインの機能になるようだ。

今回は、試験用のMacの掃除なので、ファイルをいちいち精査せずに提示された結果の通りに削除するずぼらなやり方を採ることにした。逆に言えば、ファイルを確認しながら削除するか決めていたのでは、こういうユーティリティを使う意味も薄れる。

もちろん、これが仕事で使っているMacなら、必要なファイルを思わず削除してしまわないよう、確認しながら掃除を実行するべきなのは当然だ。

おまかせで削除すると言っても、無条件にすべて削除してしまうわけでなく、ファイルを削除するレベルを指定してコントロールすることもできる。今回は標準のレベルで削除することにした。

試験用のMacには、もともとそれほど無駄なファイルがあるわけではないが、それでも10GB以上のファイルが減ったようだ。起動ディスクの空き容量が逼迫している環境なら、10GBの空き容量はでかい。

重複ファイルのスキャンには、それ相応の時間がかかるようだから、いずれ時間が空いているときに、仕事用のMacBook Airも掃除したいと思う。