MacBook Proのファンが回らない

メインマシンをMacBook Airに移行して、これまで使っていたMacBook Proは、Lion環境の試験用マシンとして使うことにしたが、ここ数日、このMacBook Proが異常に熱くなっていることに気付いた。

以前も書いたことがある気がするが、Appleのノートブックは、どれも設計ミスじゃないかと思うくらいに熱くなるので、今年も本体が熱くなる季節が来たか、などと思っていたら、今日、本体から異音が聞こえるようになった。

異音と言っても、音の感じから明らかにファンに異常があると分かる、キュルルルといった感じの音だ。

熱くなっているから、凄く回って音がしているのかと思ったが、風が吹き出している感じがしない。

そこで
FanControlをインストールして、ファンが回っているか確認すると、一応、数百RPMで回っているようだが、温度が90度まで上がっていて、全然効いていない。

温度が90度というのも異常だと思うが、温度に対してファンの回転数が異常に低すぎる。本来なら、5千RPMくらいでびゅんびゅん回っているところだろう。

これは、実際にはファンが回っていないに等しいと判断して、裏蓋を開けてみる。ファン自体にはホコリが付いているでもなく、至って正常に見えるが、とにかく取り外し、ケーシングを開けてみる。

MacBook Proのファンを開いたのは初めてだが、これまでの経験から、モータの回転に異常がある場合、軸受け部分が原因であることが多いから、とにかく軸の部分にKURE556を吹いて元に戻してみる。

すると、どうやら正常に回転するようになったようで、内部温度は60から70度(これも結構高い温度だが)、回転数は約2000から3000RPMとなった。

よくよく考えてみると、これまでこのMacBook Proは、外付けのHDDから起動して使っていたのだ。そのため、さほど内部温度が上がらなかったのだろう。ファンもそれほど稼働していなかったのかも知れない。

メインマシンをお役御免となった今は、内部HDDから起動させているので、温度が上がり、ファンが急に高回転することになり異常になったということか。

とりあえず、分解して油を注したらことなきを得たということで、一安心だ。