12" アクションフィギュアの最も簡単なカスタマイズは、ヘッドのリペイントでしょう。12" アクションフィギュアをたくさん集めると、同じ顔ばかりになったり、中には気に入らない顔のフィギュアなどが出てきます。そこで、簡単に新しいヘッドを作り出す方法として、ヘッドのリペイントを行います。
例えば、私は、Cotswoldのフィギュアをよく買いますが、Cotsowoldには、どうにも気に入らない顔が多くていけません。中には造形そのものが気に入らないモノもあるのですが、ほとんどが目のペイントが斜視になっていたり、焦点が合っていないのが原因です。そこで、目のペイントを塗り直すわけです。
Cotswoldには、オリジナルGI Joeに似たヘッドでJakeというのがあります。日米にファンも多いヘッドです。しかし、私はどうしても好きになれません。
|
|
|
|
|
|
ずいぶん違いますよね。造形的にJakeがかなりのっぺりした感じなのは、まぁ現代的で良いとして、目の焦点が全然合っていないのがいけません。
そこで、Jakeの目と髪、眉毛とまつげを塗り直したのが、下の写真です。
まつげを上下しっかり塗ってある点が、一部に不評なんですが、個人的に、その部分が非常に気に入っています。このヘッドを付けたCotswoldのSergeant, 2nd Cavalry, Union Armyが下です。
この顔のアップが下の写真です。
さて上記の例は、あくまでJakeを改良したというものです。カスタマイズといっても、大したモノではありません。そこで、次にリペイントによって、違うヘッドにしてしまう例を見てみましょう。
私は、Cotswoldのヘッドの中でもRickが嫌いです。このヘッドはカタログでは結構格好良いのですが、届いた実物を見て「しまった!」と思ったほどでした。そこで、金髪のRickをリペイントしたのが下の写真です。
やはりまつげを上下、くっきりと描いてますね。私の趣味なんでしょうね。本来側頭部と後頭部は無毛のヘッドなんですが、髪の毛を描き足してます。また、オリジナルの眉毛の形は全く異なります。
上の写真ではちょっと分かりにくいでしょうが、このヘッドは日本人のつもりでリペイントしています。で、下の写真がこのヘッドを付けたElite BrigadeがCircle Homeの日本人陸軍将校の衣装を身につけたところです。
で、この状態のアップが下の写真です。
いかがでしょう? ヘッドのリペイントは、本当に簡単です。特に、目は塗り直してみると、印象ががらりと変わります。目の色を変えたり、視線を変えたり、色々な遊びができます。では、目を塗り直すだけで、印象ががらりと変わる例を見てみましょう。
下の写真は香港Formative Internatinal社のLeaders of the WorldのHerbert Hooverです。同社の全てのヘッドに共通している目の表情が常軌を逸しているという特徴を良く表しています。
ちょっとピンぼけですが、感じは分かるでしょう。こんな目つきの人と街であったら怖いです。そこで目を塗り直してみたのが下の写真です。
ずいぶん違いますね。かっちょいいおじさんになりました。このおじさんヘッドを切り落とし、Elite Brigadeボディに移植して、FormativeのSoldiers of the WorldのWWII Armed Forceを着せたのが下の写真です。う〜ん、満足。
以上(この項、さすがにもう続かないでしょう...)
(c) 1999 - 2001 Kappa Lab.